毎日の洗濯のポイント:衣類をキレイに保つ注意すべき3点
洗濯は少しのコツを抑えるだけで、汚れの落ち方や生地へのダメージは変わってきます。
“毎日できる”仕上がりに差が出るポイントを知っておきませんか。
目次
1.洗濯前にすること
2.洗濯のポイント
3.おしゃれ着を洗濯機で洗う
おまけ 洗濯表示
1.洗濯前にすること
洗浄効果を上げるには洗濯物の仕分けが大事
洗濯物の仕分けをすることで、洗浄効果を上げるだけでなく衣類同士の色移りを防ぐことができます。
また衣類の絡みによる生地のダメージ防止も期待できます。
以下に気を付けて仕分けしていきましょう。
① タオルやふだん着など通常コースで洗うものと長く着ていきたい大事な衣類など専用コースで洗うものをコース別で分けていきます。
② 白いもの色・柄もので分けます。
③ 逆汚染予防のために汚れがひどい衣類は別にします。
衣類には色落ちしやすい、色移りしやすい製品や素材があります。
アクリル・ポリエステルなど化学繊維は色落ち、色移りしにくい素材ですが、綿や麻・シルクなどは色落ち、色移りがしやすいと言われています。
特に濃色で購入したばかりの衣類は色落ちしやすいので、別で洗うことをオススメします。
2.洗濯のポイント
1回の洗濯量は洗濯槽の7割から8割が目安
洗濯機には対応可能な容量が設定されています。1回の洗濯でまとめて洗おうと衣類をたくさん詰め込むことはNGです。
洗濯機に目いっぱい入れると汚れ落ちが悪くなったり、衣類が傷みやすくなったります。1回の洗濯量は、洗濯槽の7~8割にとどめてください。
全自動洗濯機は、洗濯物の重さで水量を決めるので、布団カバー・シーツのような軽くてかさばるもの、容量に応じた水量に設定しなおしてください。
洗剤は適量を守りましょう
洗剤は多いほど汚れを落ちると思ってしまいますが、適量以上を入れても、洗浄効果はあまり変わりません。
多すぎるとすすぎが不十分になり、衣類に洗剤が付着したままになってしまいます。
逆に洗剤の量が少なすぎると、汚れ落ちが悪く、ニオイの原因になることもあります。
洗濯量にあわせて、容器に表示されている使用量の目安を参考に適量を守ることが効果を最大限に発揮します。
柔軟剤や漂白剤も同様です。
柔軟剤は何のために使う?
柔軟剤は良い香りをプラスすることで心地いい使用感をもたらしますが、衣類のふんわり感、肌触りよく仕上げることや静電気を抑える効果もあります。
柔軟剤の中の陽イオン系界面活性剤が繊維の表面に吸着し、静電気が発生してもすぐに逃がします。またすべりが良くなることで、繊維同士の摩擦を少なくなり静電気の発生自体を少なくします。
ニオイが気になる場合は、洗剤と漂白剤のつけ置き洗いでスッキリ
部屋干しの洗濯物から嫌なニオイがしたことはありませんか?
これは洗濯で落としきれなかった汚れが菌により分解されて発生するニオイです。
このニオイをなくすには、洗剤と色・柄ものにつかえる酸素系漂白剤でつけ置き洗いをすることが効果的です。
40~45度程度のお湯に洗剤と酸素系漂白剤を溶かして、洗濯物をつけてください。
洗剤と酸素系漂白剤の量は洗濯時と同様です。洗濯物をつけている水量にあわせて表示されている量を使いましょう。
3.おしゃれ着を家で洗う
おしゃれ着は専用コースで洗う
洗濯機には、「ドライ」「手洗い」「おしゃれ着コース」などの名称で専用コースがあります。
専用コースを利用すれば、大切な衣類をやさしく洗うことが出来ます。衣類についているタグには、「手洗い」「洗濯機洗い」が表示されていれば、家庭洗濯ができます。
洗剤は、デリケート素材も扱えるおしゃれ着用の中世洗剤で洗うことで傷みも軽減できます。
洗濯ネットの活用は衣類にとってメリットが多い
おしゃれ着を洗濯機で洗う場合は、衣類の型崩れやダメージを防ぐために洗濯ネットを使用します。
洗濯ネットは衣類によって形や大きさが違いますので、購入時に確認してみてください。
注意点は、衣類にあったピッタリあうサイズを選ぶことです。
衣類に対して洗濯ネットが大きすぎると、衣類が洗濯中に動き回ってしまい、シワが増えたり、衣類の傷みにつながってしまいます。
また複数の枚数を入れてしまうと、洗剤が浸透しにくく、汚れ落ちが悪くなってしまいます。
洗濯ネットのサイズは2つ折りにしてちょうど収まる大きさで、1~2枚を入れる程度が理想です。
またブラック、ネイビーなどの色の濃い衣類は糸くずがつくと目立ちます。後から糸くずを取ることも煩わしいので、あらかじめ洗濯ネットに入れて付着を防ぐことができます。
おまけ 洗濯表示
2016年12月から使われている主な取り扱い表示です。