先日、2025年の大阪・関西万博に行ってきました。正直なところ、行く前は「人も多そうだし、どうなんだろう…」と思っていたのですが、実際に行ってみると想像以上に楽しめて、大人も大満足の一日になりました。
今回は、当日の様子や実際に回ったパビリオン、そして「これは持って行って正解だった!」という便利アイテムをご紹介していきます。これから大阪万博に行く予定のある方や、持ち物や服装に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
私が訪れたのは7月の平日で、ニュースでは当日の来場者数が約11万人だったとのこと。今回は「西ゲート」からの入場を選びましたが、事前に調べたところ、夢洲駅から万博会場ゲートまでは徒歩で20〜30分かかるとの情報が…。朝からその距離を歩くのは大変そうだったので、前日に配車アプリでタクシーを予約し、桜島駅から約3,000円で会場近くまでスムーズに移動できました。
7時45分には夢洲駅に到着し、持参した折りたたみ椅子に座って朝ごはんを食べながら、入場開始をのんびり待ちます。(これ、後でも使うんですけど、本当に持って行って正解でした!)
入場前には手荷物検査と飲み物チェックがあり、飲み物は1本ずつチェックされるため、持ち込みが多いと時間がかかる点に注意が必要です。
万博で実際に回ったパビリオンをご紹介
① フランス館
西ゲートから入場して、まず最初に向かったのが「フランス館」。会場の反対側に位置しているので、実はけっこう歩きました。ですが、早い時間だったこともあり、待ち時間ゼロで入場できました!
中では、樹齢1000年のオリーブの木やロダンの彫刻、さらにはフランスを代表するブランド「ルイ・ヴィトン」などのファッションの展示も。フランスらしい美意識が詰まった空間でした。
1Fにはベーカリー&パティスリー「La Boulangerie」があり、そこで購入したサンドイッチとクロワッサンが大正解!
クロワッサンは「万博フードの中でも話題」というだけあり、期待していました。サクサクというよりしっとりしたクロワッサン♪美味しかったので、行かれる方は是非食べてみてください!

② ブラジル館
空いていたので、5分程度で入場できたのが「ブラジル館」。中では、子どもたちが楽しそうに手にペイントをしているアート体験コーナーもあり、親子で訪れている方には特におすすめです。
③ チュニジア館
ここも待ち時間がほぼなく、スムーズに入場できました。
「スター・ウォーズ」の撮影地として有名なチュニジアの砂漠を再現したエリアがありました!
お土産コーナーでは、お皿やアクセサリーにアラビア語で名前を刻印できるサービスが人気らしいのですが、数千円かかると聞いて今回は見送りました…。
パビリオンの出口付近にはエスニック料理のカフェがあり、ここが実はかなりの穴場スポット。
私は、インディカ米を使ったピリ辛炊き込みご飯とチキンのプレート、そして伝統のお菓子を堪能しました。
お菓子は、ピスタチオやゴマを練りこんだスイーツで、異国情緒たっぷり。さらに、砂で沸かすコーヒー(400円程度)も楽しめます。
④ コモンズB・C館
外の気温がとても高かったので、並ばずに入れる室内施設を探して立ち寄ったのがこちらの「コモンズB・C」。
名前はあまり聞き慣れないけれど、さまざまな小国の文化を紹介するエリアで、思った以上に楽しめました!
中には、民族衣装の展示やVR体験、スタンプラリーもあり、気軽に立ち寄れるわりに満足度が高いのが魅力
陸上のウサインボルト選手の等身大の像の前は人気の写真スポットになっているようでした。
⑤ 住友館
たまたま一般受付が始まるタイミングで並ぶことができた「住友館」。
ここはかなり人気の施設なので、事前予約を逃すと当日並びが必須になります。私も炎天下の中で並ぶこと約1時間。
屋外なのでとにかく暑く、折りたたみ椅子や日傘、冷感グッズが大活躍でした!
入館後は、ランタンを持って森を探検するような体験型コンテンツが中心で、映像や演出が本当に素晴らしかったです。
所要時間は1時間ちょっと。体験後は「暑い中、並んででも見てよかった!」と心から思える、満足度の高い展示でした。
⑥ クウェート館
「見てみたい!」と思っていたクウェート館は、人気のため一時受付が停止中。
ですがダメ元で待っていたところ、ちょうど再開のタイミングで入場列に並ぶことができました。約45分待ちで中へ。
中に入ると、まず目を引いたのが迫力ある球体スクリーンでの映像体験。
クウェートの自然や文化をダイナミックに学べる映像演出に圧倒されました。さらに、超きめ細かいクウェートの砂を実際に触れられるコーナーも!
途中では、伝統的なダンス体験ができる場所もあり、ラストはなんと寝転がって見るプラネタリウム。
暑さと混雑で疲れていた身体も、ちょっとだけ癒されました♪
⑦ タイ館
タイ館は事前予約ができた一つ。
入口では、タイの守護神の像がどっしりとお出迎え。
中ではスタッフのお姉さんが案内役となり、タイ語を学びながら文化や健康法、医療システムなどを紹介してくれます。
タイは医療ツーリズムで有名ということで、健康に関する展示が中心でした。
外では、本格的なダンスパフォーマンスも行われていて、立ち寄った人たちが思わず足を止めて見入っていました。
⑧ イタリア館
「展示内容が直前まで謎」と話題だったイタリア館。予約がとれたパビリオンは入場時間が分単位で指定されるというきっちりシステム!なのですが、パビリオンによっては、18:02~18:10とかなりピンポイントでした。
実際に入ってみると、その豪華さに驚かされました。なんと、レオナルド・ダ・ヴィンチの設計図(直筆!)や、ミケランジェロの彫刻、日本初公開のファルネーゼのアトラスまで展示。
まさに“芸術の万博”。
ただし、警備員が常に監視しているほど厳重で、レオナルド・ダ・ヴィンチの設計図は長く立ち止まるのは難しい印象。
解説はQRコード経由で見る形式ですので、事前にスマホ充電をお忘れなく!
⑨ PASONA館(PASONA NATUREVERSE)
鉄腕アトムやブラックジャックが登場するストーリー仕立てのパビリオンで、「いのち」について深く考えさせられる展示構成。
特に印象に残ったのが、実際に動いているIPS心臓。
世界最大級のアンモライトや未来の医療技術など、目を引く展示が満載で、じっくり見ても飽きません。
子どもと一緒でも大人だけでも楽しめる、バランスの取れた満足度の高いパビリオンでした。
⑩ TECH WORLD

まさに「未来感」あふれるのがこちらのTECH WORLD館。
入場時に渡されるスマートブレスレットで、心拍数を計測。展示を見ながら「どの展示に一番“心が動いたか”」を測定してくれるんです!
計測結果に応じて、あなたにぴったりな台湾旅行プランを提案してくれる仕組みも面白くて、まさにテクノロジーの万博といった感じ。
館内では、台湾固有種の動植物の展示や自然体験コーナーもあり、癒しもあります。
最後にはお土産のプレゼントもあり、私はタピオカ入りネームホルダーをもらいました(別の日にはポーチだったという方も)。